待ちに待った半年ぶりのドレミショー。初めての抽選による座席券の獲得。そして、今回はなんとロックくんの声役、さち王子が11ヶ月ぶりに参加!ということで、いつも以上に楽しみにしていた。
朝6時に家を出発し、新幹線と特急を乗り継いで11時前に長野に到着。そこから会場に行くはずなのだが…歩けども歩けども会場らしきものがない。多少道は間違って進んでいたが、ほぼ間違いない方向であることを確認し、歩く歩く。
駅に到着してから1時間以上歩き続け、やっとNHKのアンテナが見えた。そして、やっと会場に到着。会場は、あの長野ビッグハットの隣にあった。
建物の中に入った頃にはもうお客さんが入場し始めていて、よしオレも入るぞ!と意気込んで座席券を受付の人に渡す。すると、受付の人に「お子様は?」と聞かれてしまった。今までチケットの必要なショーにもいろいろ行ったけど、こんなことを聞かれたのは初めて。一人でもいいやんか!
ホールに入ると、1階席はほぼ満杯。2階席の2列目、右端の席を取った。2階席とはいえ、1階席とつながっている上、ホール内はそんなに大きくなかったのでステージとの距離も近かった。そして、開演をひたすら待つ。
長野ケーブルテレビの宣伝のあと、ドレミショー開始! クルミちゃんとアコ★Pが「まちかどド・レ・ミ」のテーマを歌いながら登場! 今日はドレミカフェやロック家の前の広場のゲートもあるぞ! なんて豪華なセットなんだ…。
そして、「ズムズム!」でクルミちゃんとアコ★Pが指さした先にロックくんが登場! ロックくんお帰り〜! 「うたっておどれば〜」の部分を一緒に歌い、1曲目終了。
メンバーの紹介のあと、ロックくんが大好きなごひきのこぶたとチャールストンへ。クルミちゃんとロックくんの生コーラス、久しぶりです。なにより、クルミちゃんがすごく楽しそうに歌っていたのがすごく印象的。さち王子が生アテだとこういうところにも違いが出てくるから、生は一度味わうとやめられない。
「好きな動物さんは何?」のコーナーのあと、アイアイでクルミちゃんが客席を一周。今日のクルミちゃんの衣装は、淡いピンクのワンピースに白いスカーフ、白いズボンで、髪は後ろで一つにくくっていた。全体がすごくよくまとまっていて、よく似合っていた。アコ★Pはパンフレットのままの衣装で、赤い帽子とズボンに、白いシャツ。
そして、お父さんとおじいちゃん、そしてお兄ちゃん(オレみたいなのへの配慮だったのだろうか?すごくうれしかった)限定で両手を挙げて「パパバナナ」と歌う。オレを含めオヤジども、声低すぎ。クルミちゃんのダメだしを食らって2回ほどやり直し。
「ママバナナ」はクルミちゃん、美しいと絶賛。「子バナナ」もこどもたちで練習し、ドレミショーでは初登場(?)のバナナのおやこへ。もうショーの進行に変化がないんだと思っていたので、この変化はうれしかった。まだまだ進化するんだな、と。
そのあと、ロックくんが「今までいろんなところで、いろんな歌を歌ってきたよね〜」と一言。ロックくんとクルミちゃんについてのことなのだが、オレにとっても人ごとではない。オレもいろんなところで、岡野さんのいろんな歌を聞いてきた。一瞬、今までのことが一気に頭の中を駆けめぐった。
そしてオレの一押し、四季のメドレーへ。もしもきせつがいちどにきたらから始まって、アンダーザシー、やきいもぐぅちぃぱぁ、北風小僧の寒太郎、はるのかぜと一気にメドレーで歌い上げる。
メドレーの最初の2曲はクルミちゃんとロックくんの強烈なコーラス、そしてクルミちゃんとロックくん、それぞれのソロもあるので、オレはこのメドレー中にドレミショーの醍醐味が凝縮されていると思っている。
今回も最初の2曲はその迫力で、背中にゾクゾクッとするものを感じた。やっぱり生コーラスは強烈だ! もしもきせつがいちどにきたらではクルミちゃんが恒例のロック割りをし、アンダーザシーではロックくんが魚帽をかぶり、クルミちゃんがステージ上で泳いでいて、本当に楽しかった。
ロックくんソロの北風小僧の寒太郎、クルミちゃんソロのはるのかぜはじっと聞き入った。北風小僧の寒太郎では「若里の市民文化ホールまでやってきました〜!」と言いながらロックくんが登場。会場の名前をいうあたり、「生なんだなぁ…」とつくづく実感。そしてさち王子、やっぱり歌がうまい!
はるのかぜのクルミちゃんは窮屈なベンチに座った状態の1番は少し歌いにくそうにしていたけど、立ち上がったあとの2番ではロックくんに負けじと本領を発揮! 今日は岡野さんも調子が良さそうだ。
そして、恒例のロックvsこどもたちでの大声対決。久しぶりの対決にロックくん奮わず(?)完敗。そのまま山びこごっこへ。
「元気な歌のあとは、しっとりした歌を…」と二人が話している。今日はしっとり系ははるのかぜだけじゃないらしい。もしや…!
そう、大きな古時計だ。最初にみんなで「チクタクチクタク」のところの指振りの練習をし、いよいよ歌がスタート。今日はロックくんがいるので、2番はロックくんが担当。
ロックくんのしっとり系は予想以上によかった、というか最高だった。もっと元気よく歌うのかと思ったら、きっちり歌を聴かせてくれました。3番はクルミちゃんがきっちりオレの目を潤ませ、最後まで歌い上げてくれました。
「しっとりしたあとは元気よく行こう!」ということで、ロックくんがそれにうってつけの歌を紹介。それはもちろん、ドレミのうた。「ドミミ ミソソ…」のところでロックくんがアコ★Pのペースを乱し、アコ★Pの二人はクルミちゃんの方を見て「コイツどうにかしてよ〜」という表情をしていたのが印象的。曲の最後で2階席全員でウェーブを作った。オレ、ウェーブするタイミングがずれた。
「ここで体を動かしましょう」ということで、ストレッチをしたり、首を回したあと、グーポーズとパーポーズ、手をぶらぶら。体がほぐれたところで、ドレミショーのクライマックス、WAになっておどろうの振り付け練習へ。
そして、WAになっておどろう本番! みんなで踊る。「長野のお客さんはノリがすごくいいねぇ〜!」と思いながら、オレも一緒に踊った。
最後に「まちかどド・レ・ミ」のテーマをもう一度歌い、歌い終わるとすぐに幕が下りて1回目終了。最後のロックくんがケコミから出たり入ったりするのが面白いのに、今日はテレビ撮影があるせいか、なしだった。
そして2回目。今度はスムーズに入れた。1階席一番後ろの一番左の席を取った。(今回、あまりいい席が取れなかったのが本当に残念)
2回目がスタート。クルミちゃんの衣装は変わらず。そして、ロックくんがかなりノってきた! 通常ならクルミちゃんの歌声をかき消してしまうくらいの勢いがあるのに、今日の1回目はロックくんの声がクルミちゃんの声に消されかけていた。その勢いは1回目のショーが進むに連れていつもの状態に戻っていったけど、2回目は最初から全開できてくれた。
撮影の関係からか、アドリブなどは控えめで1回目とほぼ変わらぬ進行。それでもテンションが上がりすぎるロックくんを落ち着けるクルミちゃん、という図式は健在だった。
バナナのおやこでロックくんが「ママバナナ」のところを「パパバナナ」と歌って、クルミちゃんが苦笑い。これも生でないと起こりえないこと。こういうハプニングも見れるとうれしい。
四季のメドレーではクルミちゃんとロックくんのコーラスのシンクロ度がさらにアップ。すごい迫力だ。やきいもぐぅちぃぱぁではアコ★Pがオレの方を見て「もっと上に手を挙げてよ」という感じのジェスチャーをされたので、上に挙げると笑ってくれた。今日のクルミちゃんとのじゃんけん対決は2戦2敗。きっとハートで負けてるんだな…。
大声対決ではロックくんがパワーアップ。さち王子渾身の一発で、こどもたちと互角の勝負。大きな古時計では、もう一度泣きそうになり、ドレミのうたのロックくんとアコ★Pの「ドミミ ミソソ…」は何とか完成。
グーポーズパーポーズのところでは、グッと小さくなったときにロックくんの足しか見えないところまで小さくなったのが印象的だった。
そして、終盤のWAになっておどろうはみんなで踊る。最後は「まちかどド・レ・ミ」のテーマで締めくくり、やはり曲が終わったあと、すぐにあっという間に幕が下りて終了した。
久しぶりの“真の”フルメンバーでのドレミショーは、曲数が増えたのも手伝って本当に見応えがあって、聴き応えもあって、そして面白かった。なによりも今回ははるのかぜと大きな古時計のしっとり系2曲投入が良かった。
オレは、今回のドレミショーが今までで一番最高のものだったと言いたい。今後、このメンバーでのドレミショーがまた復活することを心から祈りたい。
編集後記
岡野さん、さち王子、まきたさん、アコ★Pのドレミショーフルメンバーの皆さん、お疲れ様でした。2日間のことはセットで豊橋のドレミショーの方に書きます。
では、今回のドレミショーについて。今回は“大人”のファンもいたようです。大人の盛り上がり方がひと味違ったような気がする。ひょっとすると去年の長野でのドレミショーに行った人がけっこういたのかもしれませんね。ノリどころが全部分かっているような感じでした。
対して、自分。後ろの席とはいえ、なんだあのノリ方は…。まあいろいろ考え事もあったのかもしれませんが、もっとつっこんでいかないと。自分がうまくノリ切れていない中で、「バナナのおやこ」はいい刺激になった。なによりも岡野さんの「お兄ちゃんも一緒に…」が効いたんだと思う。岡野さんには本当に感謝!
「バナナのおやこ」といえば、今回初登場の曲。初めて聴いたけど、やっぱり岡野さんの歌声は曲が何であっても心地よく耳に染み渡るようにきこえてくるように感じる。これが、オレが岡野さんの歌が好きな理由なんでしょうね…。
そして、今回のドレミショーで注目しなければならないのは、何といってもさち王子の生アテ。最初、声が小さいように感じたのはマイク音量のバランスの問題もいろいろあったみたいですね。それでも、長いブランクを感じさせないロックくんぶりで、まきたさんとの息もぴったり。「今、ホンマに舞台袖で声をアテてるんやよな…」と思いながら見ていた。欲を言えば、最後の「ドレミのテーマ」のときにさち王子本人が舞台上に上がってきて欲しかったけど、それはさすがに無理やったか…。
では、この続きは豊橋編で。