NHKで岡野さんのコンサートがあると知ったのがこの月曜日。長距離遠征からまだ半月しか経っていないこともあり、行こうかどうかすごく迷った。しかし、ドレミショーの“メッカ”であるNHKで行われること、その会場が岡野さんの地元であること、という要素が「行かなあかん」という気分にさせ、無理を承知で夜行バスで東京に乗り込んだ。
バスで新宿に到着すると案の定、体はボロボロだったのですが、そんなことを気にしていても何も始まらないので、とりあえず電車で原宿に移動し、そこからスタジオパークを目指したが、相当早い時間に着いてしまったので代々木公園でゆっくり休んだ後、朝10時にスタジオパークに入場した。
スタジオパークに入場した後は、中をいろいろ見学。今日は「新撰組」の撮影があったらしく、女の人がそこのスタジオの見学窓に大量に群がっていた。それは通り過ぎ(一般の方とは目的が全く違いますから/笑)、あっという間に館内を一周。こどもひろばで時間を潰していたが、10時半頃何かを感じ、一度は通り過ぎたCT-450オープンスタジオへ向かった。
スタジオ前に戻ると、なんと!岡野さんとアコ★Pの二人が音あわせをやっていた。開場前に終わっているものだと思いこんでいたので、戸惑いながらもスタジオに近づき、ガラス越しながらその姿と歌声を堪能する。まず、「まちかどド・レ・ミ」のテーマから。この時点で、「今日はドレミショー形式なんだ〜!」ということが分かり、ちょっとうれしくなる。
さて、次の曲は…? 初めて聴く曲だ。でも、岡野さんが歌い出すと、それは知っている曲、どうぶつえんへいこうでした。本番を前に、ちょっとだけ聞かせていただいた。そして、WAになっておどろうの1番を歌い、「ありがとうございまーす」と岡野さんの一声。これで音あわせを終わるのかと思いきや、もう1曲、バナナのおやこを歌い、音合わせが終了。
音合わせ中、おばさま軍団が音あわせを視察。ちょっと今回のコンサートの趣旨を勘違いされていましたが、「やっぱりテレビに出てる人はキレイだねぇ…」なんていうおばさま方の会話を聞いて、「でしょ〜?」なんて思いながら、一緒に見てました。実際、私服姿で音合わせ中の岡野さんを見て「ステキだなぁ…」と思ったり。
音あわせが終わったあとも、岡野さんたちはしばらくスタジオ内にいたので、そのまま様子を見させてもらった。スタッフ同士の打ち合わせの間、少し暇そうにしていた岡野さんが、ガラス際の1〜2歳の赤ちゃん(子供と言うべきか?)を発見し、しばらくの間ガラス越しに遊んでおられたのが印象的だった。赤ちゃんは“ぽけっと”で会ったことがあるのか、岡野さんの方を指さしながらうれしそうにしていた。
そういえば、岡野さんのファンサービス(?)はものすごく久しぶりに見たような気がする。もてぎ以来かな?(群馬県庁でも、名古屋港でもそういうことは可能だったと思うけど、そんな朝早くに会場まで行く人は誰かを除いておらんよねぇ…) でも、久しぶりに岡野さんのそんな姿が見られてすごくうれしかった。
さて、岡野さんたちがスタジオからいなくなった後は、ワンワンの撮影会に行った。中身の人が違うのはバレバレだったけど、最後はぐるぐるどっかーん!をやってくれたりした。
そして、いよいよコンサート1回目。スタジオ前に並んで、スタジオ解放を待つ。解放直前、岡野さんやアコ★Pの二人がバタバタとスタジオ内を移動していく姿が見えた。それからすぐ、いよいよスタジオ開放。12時半からという時間設定が災いしたのか、なかなか解放されたスタジオ内に人が集まってきません…。
「げっ…」と思ってしまうくらいの人の少なさ…。不安の中、観覧席はマットゾーンとパイプいすの席があって、オレはパイプいす席最前列左端をゲット…が、これがいけなかった…。横にしけしけの旦那様がいたので、なんかやりにくかった。こんな時こそ、ドカ〜ンと頑張って応援したかったのに…。欠席率50%くらいでコンサートが始まった。
「まちかどド・レ・ミ」のテーマを歌いながら岡野さんとアコ★Pが登場! 衣装は3人とも豊橋と同じだったけど、岡野さんの首のスカーフは短めのものに変わってたかな。オレは岡野さんのこの衣装、すごく似合っていて好きなので大歓迎です。
曲の後、「まちかどド・レ・ミのクルミ役をやっていました、岡野綾です」との自己紹介。そして、「みんなはお歌を歌うの、好きですか?」の問いの後、今回は特別に(?)、「おとうさん、おかあさん方、お歌を歌うのは好きですか?」という問い。迷わずオレは手を挙げた。こういう事を聞くということは、今日は岡野さん、大人をいじる気満々?
そして、「今からここを、ある場所に変えちゃいます!」と岡野さんが言った後、どうぶつえんへいこうへ。この曲、英語では何度か聞いたことがあるけど、日本語版をきちんと聞くのは初めて。じっくり聴かせてもらった。
そして動物といえばこの曲、アイアイへ。今回はちょっと恥ずかしがり屋さんが多かったようで、マイクを向けられても黙ってしまう子が多かった。
その後、「みんなの好きな動物さんはなんですか?」の問い。一人ものすごく元気な男の子がいて、「ライオン!」と元気に答えていたのが印象的。「さすが男の子!」と岡野さんは言いながら、男の子を褒めていた。そして動物当てクイズの後、ごひきのこぶたとチャールストンへ。
そしてそして、今回もありましたバナナのおやこ。ごひきのこぶたとチャールストンが終わったあとにマイクスタンドが出てきて、いきなり「それではおとうさま方、両手をバンザイしていただけますか?」と岡野さんが言うと、集ったオッサンの8割(オレ含む)がバンザイ。しけしけの旦那様もさすがにやっていた。「パパバナナ」のかけ声はやっぱり岡野さんのダメだしを食らってしまい、2、3度やり直した。
「ママバナナ」と「子バナナ」は一発クリア。さすがです。バナナのおやこ本番では、歌詞を知らないお父さん方がかなりギクシャクしていましたが無事に終わりました。オレは二回長野でやったし、歌詞も覚えているので大丈夫だった。この曲、すこしコンサートの雰囲気に圧倒されてしまって、ノリ遅れている男達を半ば強引に盛り上げさせるという意味で、すごく見ている側は面白いし、楽しい。この曲はずっと入れておいて欲しい。
さて、マイクスタンドが撤去され、もう少し岡野さんのコンサートは続くようだ。すると岡野さん、「今日が誕生日のお友達は…いないよね?」というと、なんと、いました! しかも最前列のお母様! 岡野さんがすかさずマイクを向けに行きインタビュー。みんなでそのお母様の誕生日を拍手で祝福した後、他の10月生まれのお友達探し。
すると、アコ★Pのミワちゃんも挙手。「あ〜そうだ、10月生まれだったよね〜」と岡野さんが言いながら、「さあ 10月生まれ〜」の後の「ハーイ!」の練習。…が、他の10月生まれのお友達に比べてミワちゃんの声が小さいぞ?と思った瞬間、岡野さんも「あれ? 今、どっちの声が大きかった?」とすかさずツッコミを入れる。これは岡野さんとアコ★Pのコンサートをよく知ってる人にはたまらなく面白いワンシーンでした。そして、アコ★Pのミワちゃん、お誕生日おめでとうございます!
そして、岡野さんが今度はヨっちゃんの方を見て、「え〜っと、5月生まれ…だったよね?」と聞く。ヨっちゃんはこっくりとうなずいていたけど、これは素で聞いていたようだ。こういう風に岡野さんのやりたいように自由にコンサートを進めていくところが臨場感があっていいですね。
最後に1月生まれのお友達がいるかどうか聞く。「なぜ1月生まれかというとですね、わたしが1月生まれなんです…」と言ったのだけれども…残念ながら10月、5月に比べてあまりいませんでした。そしていよいよ、だれにだっておたんじょうびへ。
曲が終わると、もう一度マイクスタンドが出てきた。体の前でグーを作ると、トントントン…。げんこつやまのたぬきさんだ。今回は練習を含めて3敗1分だった。そして軽く体を動かした後、WAになっておどろうの振り付け練習。空きスペースが結構あったので、こどもたちはみんな前に集合。
先ほどのライオンの男の子は岡野さんに気に入られたらしく、「君は元気だからね、前に来てね〜」と声をかけられていた。本番もオレは元気よく踊って、最後に「まちかどド・レ・ミ」のテーマで締めくくり、1回目が終わった。30分ちょうど、やっぱりプロですね。
2回目までの待ち時間は再びワンワンの撮影会へ。その後、スタジオ前に戻って2回目の公演を待った。すると、開演20分くらい前から、岡野さんたちがまたスタジオ内を横切っていった。
そしてスタジオが開放された後、2回目が始まった。今度はマットゾーンの半分から後ろの大人ゾーンをとったけど、地べたに座って見るというのはこれはこれでやりにくかった…。
岡野さんとアコ★Pが「まちかどド・レ・ミ」のテーマに合わせて登場! 2回目はほぼ満場で、外に人があふれている状態だった。やっぱり1回目は時間設定がまずかったよね…。今度は「まちかどド・レ・ミのクルミこと、岡野綾です」との紹介の後、どうぶつえんへいこう。そして、アイアイ、ごひきのこぶたとチャールストンとコンサートは進行。
この後、アコ★Pの二人がいなくなる。どうやら1回目からの展開に変更があるらしい。「じゃあ元気な歌が続いたから、今度はしっとりとした曲を歌いましょうか」と岡野さんが言い、大きな古時計の曲紹介へ。「このお歌に出てくる時計の音、どんな音だか知ってるお友達〜!」と岡野さんが聞くと、「チクタクチクタク」と一発正解者が! これには岡野さんもにっこりで、頭をなでながらその女の子を褒めていた。
指振りの練習の後、大きな古時計の本番へ。1番を歌い終えた後で岡野さんが「歌えるお友達〜」と歌手を緊急公募。男の子が採用され、岡野さんにマイクを向けられた。が、男の子は一生懸命歌おうとしているんだけど歌詞が続かない…。男の子も歌う気は十分にあったので、岡野さんが一緒にマイクに向かって歌ってあげればよかったと思うんだけど…無理だったのかなぁ。
3番は岡野さんが歌いながら狭いスタジオの客の間を縫うようにして後ろまで何とか到達。今回も岡野さんの声の調子は絶好調だったようで、聴き応えがありました! さすがに7回目なので泣くところまではいかなかったけど、やっぱり胸にジーンとこみ上げてくるものを感じた。岡野さんとこの曲、やはりマッチングは最強です。
曲の後、岡野さんが前に戻ろうとしたら…ちびっ子達が前をふさいで岡野さんが帰れません…。やっと隙間があくと、「失礼します!」とこどもたちに言いながら、なんとか前に戻ることができた。こんな時でも、岡野さんのキャラクターが出ていて、よかったですね。
この後のげんこつやまのたぬきさんは練習を含めて1勝2敗1分。今日はちびっ子達のじゃんけんが強くて、本番の3回目の前に岡野さんが、「今日はなんだか負けてばかりのような気がするから、もう1回!」と言ったほどだった。オレも久々にじゃんけんに勝ててよかった〜!
そして、WAになっておどろうでは、岡野さんたちは本当に楽しそうに、前に出てきたこどもたちと踊っていた。サビの最後の鳥さんになるところでは、岡野さんが飛び跳ねすぎて歌がとぎれたほどだった。オレも「この夏休み最後だ!」と思って、めいっぱいやってたら、岡野さんが一度だけにっこりしてくださったかな。うれしかった!
最後に、「まちかどド・レ・ミ」のテーマを歌い、今回の岡野さんのコンサートは終了。最後の曲を歌い終えた後、岡野さんはいつものように笑顔で手を振りながらスタジオから出て行きました。
今回のコンサートは、特に岡野さんがいつもよりものびのびと、いつもよりも楽しそうにやっているように思えた。そして、少人数しか入らないスタジオ内での独特のいい雰囲気もよかった。感覚的には、小学校の教室でコンサートをやっている感じだったかな。本当に、岡野さんやアコ★Pの二人が身近に感じた。
ドレミショーの“メッカ”も、居心地のいいところでした。また、ショーがあるといいなぁ。もちろん、できればメンバー全員参加のドレミショーで!
編集後記
まずは岡野さん、アコ★Pのミワちゃんとヨっちゃん、お疲れ様でした!今までで一番楽しそうに見えたのは、地元だったからでしょうか、それとも歌っている岡野さんとの距離が近かったからでしょうか…。
それにしても今回はバス移動がやはり効きましたね…。まあ、覚悟はできていたので、何とか気合いを入れて頑張ったんですが、それにしても動きにくかった…。自分の中では反省点、山積みです。
まあ、仕方のないことかもしれませんが、親は前の方に座ってはいけないなどのルールがあったはずなのに前の方に行ってしまう方達がいて、自分の席取りの結果に不満…というか、席取りは失敗でした。
1回目のパイプいすの席は、壁と旦那様に挟まれてしまい、動くのには少し気が引けてしまう状態。2回目の地べたの席は、場所はまずまずだったけど、あぐら座りで一緒に踊るのが思っていたよりも難しくて、自分の中では戸惑いの連続だった。
あと、念願のNHK構内でのショーということで、オレが若干緊張していたみたいです。感覚的には、何もできなかった「もてぎでのドレミショー」に近かった感じです。
これが、思うように動けなかった原因のうちのいくつかでしょうか…。もう少し、気を強く持っていけば良かったのかもしれませんが、土曜日の自分にはあれが精一杯でした。
でも、今回のはなかなか無い形態でのコンサート。大満足です。「面白い!」と思ったシーンも多かったし、狭いスタジオならではの展開になったんだと思います。
それから、久々の東京の旅はこのコンサート終了後も続きました。続きは管理人の日記にて。
次のイベントは、今度こそ「しまじろうのクリスマスコンサート」です。岸和田会場1回、大阪会場1回を予定しています。1年ぶりのあやサンタさん、楽しみだ〜!