さてさて行って参りました、「愛・地球博」。目当てはもちろんマンモスではなく、あやお姉さんです。過去、愛知県には3度の遠征をして、3度ともいい思いをして帰ってきている相性のいい土地。今回も例に漏れず、いい思いをして帰ってくることができました。いろんな意味でアツい公演でしたよ…。
午前9時5分頃に万博会場入り口に到着したのですが、すでに長蛇の列が…。すぐに並んだのですが、荷物チェックをご丁寧にしているおかげで1分で1m進むか進まないかという状況。なかなか入ることができませんでした。
10時15分過ぎにやっと入場。外国のパビリオンをまわりながら、徐々にEXPOドームの方へ近づいていきました。そして11時50分頃、EXPOドームに到着。すでに何十人かの人が並んでいましたが、オレは座席券を予約してあったので、それをもらって列につきました。予約した人には前の方に特別席が設けられているという話を聞いて、12時過ぎ、いよいよEXPOドームの中へ。
座席予約席は、7列目から20列目あたりまでの中央部に設けられていました。それよりも前は、東海フォーラムに関係のある人たちのための席だったみたいです。オレは、7列目の真ん中あたりに陣取り、開演を待ちました。それから1時間の間、開演を待つのですが…
暑い! とにかく暑い。ドームに屋根はついていたのですが、外の空気との間仕切りはついていない(つまり壁がない)ので、空調設備は一切ナシ。せめて大型扇風機でもあれば良かったのですが、それすらもありませんでした。よって、ドーム内はサウナ状態。暑さでオレの頭はボーっとしてました。それでもあやお姉さんのためだと、異常な忍耐力で耐え抜くオレ。オレ、こんなに暑さに強かったっけ…。
しまじろうの登場まで待っていられなくてグズったり、気の毒にものびてしまって会場の外に連れて行かれてしまった子もいたように思います。隣にいた子ものびて横になっていたので、その子のお母さんが飲み物を買いに行った(?)あいだは、あまりにかわいそうだったので持参したうちわで勝手に扇いであげていました。それくらい熱かったです。
そして1時になり、第1部が開演。愛工大名電高校の吹奏楽部によるコンサート、そして「みえKIDS」と呼ばれる100人のちびっ子たちによる、超ド迫力の太鼓の演奏が繰り広げられました。休憩を挟んで第2部では「地球組」という、障害を持ったこどもたちをはじめ、いろいろな環境で育ったこどもたちで構成された合唱団の歌がありました。3つとも、すごく感動できる内容でしたよ。
そして3時。いよいよあやお姉さんが登場するメインフォーラムです。MCの方に「お姉さ〜ん!」と呼ばれると、あやお姉さんが早速登場! 第一印象は、「あ、クロコダイルのポロシャツや!」でした。(なんじゃそりゃ) 次の瞬間にはあやお姉さんと目があって(?)、「今日は一段とかわいいなあ」と思いはじめ、暑さでへばっていたオレも一気に体力を回復します。
まずは、主役のしまじろうとみみりんを呼び出さなくてはなりません。ここで、みんなでしまじろうたちを呼ぶ練習。練習が終わって、みんなでしまじろうたちを呼び出します。すると、スキップステップアイランドに合わせてしまじろうとみみりんが登場! あやお姉さんを真ん中にして、3人が音楽に合わせて踊ります。
曲が終わると、あやお姉さんはしまじろうとみみりんに、せっかくやってきた「愛・地球博」で、どこに見に行ったかを質問。しまじろうはロボットを、みみりんはマンモスを見たそうです。その後、「ぼくの(わたしの)話をもっと聞いて! と言われ、あやお姉さんはしまじろうとみみりんに引っ張り回されます。
そんなことをしているうちに、しまじろうが「おなかが空いたよ〜」と言い出します。だから…食べてきてください。ここであやお姉さんが、「じゃあ、おべんとうばこのうたでお弁当を作りましょう!」と言って、音楽スタート。あやお姉さんの歌に合わせて作ったのは、しまじろうのお弁当とぞうさん用のお弁当だったかな…。あやお姉さん、ホール内の酷暑のためにもう汗がにじみ出ています。
出来上がったお弁当を、3人でむしゃむしゃ。みみりんはどこからか持ってきたペットボトルのジュースまで飲み干します。しまじろうとみみりんが食べ終わるのを見計らって、要領のいいあやお姉さんはゴミ箱を運んできます。しまじろうたちはお弁当箱とペットボトルをそこへ捨てる…ちょっと待てよ…しまじろう、お弁当箱を捨てるということは、実はホカ弁ですか?!
なにはともあれ、お弁当箱とペットボトルをゴミ箱に捨てたしまじろうとみみりん。すると、何やら警報音がなり出します。「なに?なに?」とあたふたする3人。すると、怪しい白衣を着た男が参上! あやお姉さんが、「博士〜!」と親しげに声をかけます。あやお姉さんはサンタさんとも知り合いだし、顔が広いですね〜。
この博士は地球愛好家(だったっけ?)で、早い話がしまじろうとみみりんにゴミの分別をしろと言いたいわけで、きちんと分別をすれば、ほ〜らこんなものに生まれ変わるんだよと、ペットボトルから再生されたベンチの絵などをスクリーンに映し出します。しまじろうたちも納得して、ゴミ箱に捨てたホカ弁とペットボトルをわざわざ取り出して分別して捨てることにします。
ここで、博士からのクイズタイム。生活の場面を題材にした2択問題で、どっちが正しいのかな?というもの。あやお姉さんもかわいらしく「よっしゃ!」と言って、やる気マンマン。1問目は、「ハミガキしてる間は、水は止めておく? それとも出しっぱなし?」というもの。スクリーンに映し出された「水を出しっぱなしにしている絵」は、水を出し過ぎて洗面台からも水があふれ出ています。それを見たあやお姉さん、「なんかすごいことになっていますねぇ…」とツッコんでいました。やっぱりあり得ないですよね、あれは…。
第2問は、「トイレの水を流すとき、1回だけ流す? それとも気が済むまで何回も流す?」というもの。「何回も流している絵」は、流しすぎて便器から水があふれ出ていると言うもの。これを見たあやお姉さん、「これまたすごいことになっていますねぇ…」と言ってました。でも、これはトイレが詰まったときにあふれ出そうになったことがあるかも…。
このあたりであやお姉さんが博士に話を振ろうとして何か話そうとして口を開けたのですが、その瞬間にしまじろうの声が入って、あやお姉さんはピクッと止まっていました。どうやらしまじろうが話すことを忘れていたみたいです…。でもまあ、前日はワンワンとやってたわけだし、今日は1回限りの万博スペシャルで初めての本番なんですから、そういうシーンがあってもおかしくないんですけどね。ここで声を出さなかったあやお姉さんはやっぱりプロだし、さすが、イベント慣れしていますね。
第3問は「部屋を出るときは明かりは消す? 消さない?」、第4問は「テレビを見終わったらテレビは消す? 消さない?」でした。第4問では、「消さない」と言われたとき、「ん〜そういうこともあるよね…」とあやお姉さんは言ってました。うん、そういうこと、オレもよくある!
クイズを出し終えると、博士は次の会場へ行かなきゃならんとかで、どこかへ行ってしまいます。その時に、博士がしまじろうたちと会場のこどもたちに名言を残すのですが…暑さのためかあんまり覚えていない…。確か「地球は大切な友達だから自分にできることは何でもしようね」とかそんな感じのことだったと思います。
本日のまとめが終わったところで早くも最後の曲、てとてをつないでです。ここはオレもカメラ片手に踊りましたよ。踊りの動きは覚えているわけですからね、勝手に体が動きました。こちゃれ関連のイベントで踊ったの、もしかしたら初めてじゃないかな? やっぱり愛知県ではオレの体が自然と動き出すみたいです。そういえば今回は2ヶ月半ぶりのイベントだったんだけど、あんまり緊張してなかったなあ…。
曲が終わると、「またあとで踊りにくるよ〜」と言って、いったん「まったね〜!」と言いながらお別れです。…ところでハッピー・ジャムジャムは? 歌わないの? 楽しみにしてたのに…。
あやお姉さんたちが下がった後、「1000人サンバカーニバル」というのが始まるのですが…お客さんが帰りだしてしまいます。サンバ担当のイカついおじさんが、「しまじろうもまた出てくるよ?」と必死につなぎ止めようとするのですが…帰りたくなった人の気持ちも分かります。会場内、熱気でものすごく暑いです。まるでサウナです。40度は軽く超えていたのではないかと…。
そして、打楽器を持ったにぎやかな一団がステージに現れます。その数30人ほど。残った会場のお客さんも一緒に、サンバの音楽作りに参加。この音楽がにぎやかなのなんのって、それまでのあやお姉さんのステージの内容すら忘れそうになってしまうほどでした。(まあ、なんとか記憶を掘り返してこうやってレポートは書けたわけですが…)
そして、キワドい衣装を身にまとったダンサーたちが登場。その数15人ほど。マジで目のやりどころに困ったぜ…。その後、MCの方に紹介されて、今日のフォーラムに出演した「みえKIDS」や「地球組」の子たちも続々とステージのまわりに集まります。
そして、最後にしまじろうとみみりん、そしてあやお姉さんも呼び出されて登場! オレもその瞬間に席を立って、前の方に行ってしまいました…。気付いたら席を立ってたんだもん…自分でもビックリしたよ…。もう、ステージと客席の間にあるのは1m近い段差だけで、気持ちはひとつになってましたよ。あやお姉さんは激しすぎるサンバ軍団に戸惑いながらも、ちゃんと踊っていました。オレもノリのいい手拍子で参加しましたよ。
が、ここで一人の熱血ブラジリアン女性があやお姉さんに忍び寄り、「まねしてごらん」と言わんばかりに、リオのカーニバル仕込み(?)の足さばき。あやお姉さん、これはなんとかまねっこ成功。それを見た熱血ブラジリアン女性は、腰を激しく前後に振り始めます。あやお姉さんの方を見て、「これはどうだい?」と言わんばかり。あやお姉さんはとりあえずやってみますが…うまくできない以前にめっちゃ恥ずかしそう。あんなに恥ずかしそうな岡野さんの顔、初めて見たかもしれない…。でも、楽しそうでしたよ。
あやお姉さんは、その後も熱血サンバ軍団に四方八方を囲まれたりして戸惑いながらも、自分のリズムをつかんでいきます。そして、ついにはステージ下からよじ登ってきた子を抱き上げて踊っています! しかも次々に何人も! いつでもこどもたちにやさしくて仲良し、これぞあやお姉さんですよね!
ちょっとはしゃぎすぎたかあやお姉さん、しまじろうとみみりんがステージから下がっていっても、まだこどもたちと踊っていました。しまじろうたちが先に帰ってしまったのに気付いたあやお姉さん、抱いていたこどもを丁寧にステージの下の親御さんのもとに帰して、その子に手を振った後、猛ダッシュで熱血サンバ軍団をかき分けながらステージから去っていきました。そのスピードといったら…もうめっちゃ速かったですよ。
そんな感じで、かなりバタついた終わり方にはなりましたが、すんごくすんごくすんご〜く楽しい3時間半でしたよ! 暑かったけど熱かった。いい思い出になりました。その後もいろいろなパビリオンをうろついてから帰りましたとさ。
編集後記
岡野さん、そしてしまじろうとみみりんの中の人、暑い中本当にご苦労&お疲れさまでした。今回、初めて夏の(実質的に)屋外のイベントに参加したのですが、はっきり言って普通なら体力が持ちません。あやお姉さんが好きだから、なんとか最後まで持ちこたえたものの、そうでなかったらどうなっていたか…。
特にこどもたちには、身体的にかなりキツいイベントになったのではないかと思います。見ていたこどもたちはしまじろうを目の前に元気でしたけどね。
この後、オレの体がバグってしまったみたいで、まったく暑さを感じなくなってしまったんですよね…ドームの外でも30度以上あったはずなのに。また、体は消耗しきってボロボロなはずなのに、あやお姉さんを見れたおかげで心は異常に元気。いやあ、なんだか不思議な感覚でした。
家に帰ってから2リットル以上水分を飲んでもノドが潤されることがなかったので、軽く脱水症状も起こしていたみたいです…。それだけ体力的に過酷なイベントになったわけですが、やっぱりあやお姉さんを目の前にすると、不思議とエネルギーがどんどん湧いてくるわけで…。ホントに人間の潜在能力って素晴らしいです。
そして、今回一番感じたことは、あやお姉さんがここ1年で一番かわいらしく見えたことです。ここ最近はかわいらしさが徐々に抜けてきて、だんだん綺麗になっていってる印象を受けていたのですが、ここで一気に戻りましたね。綺麗なあやお姉さんも良いけど、かわいらしいあやお姉さんの方が好きかな、自分の正直な気持ちとしては…(笑)
よくよく考えると、今回あやお姉さんが最初から最後まで歌ったのは、「おべんとうばこのうた」だけなんですよね。まあ、コンサートじゃないんだから、それは仕方ないかな。それでも十分に楽しめたし!
ひとつだけ、今回のイベントで心残りだったのは、しまじろうのハンカチ無料配布が、お子様限定だったのでゲットできなかったこと。欲しかったよぉ…。
さて、次回は11月中旬のしまじろうのクリスマスコンサートになってしまうのでしょうか、それとも10月あたりの秋祭りに参加できるのかな…。予測はできませんが、年内にもう2〜3回は是非とも行きたいですね!