あやおねえさんとうたっておどろう! このまちかどで

まちかどド・レ・ミ ファミリーコンサート in 群馬県庁

クルミちゃんとアコ★Pは2ヶ月ぶり、ロックくんは半年ぶり。夢にまで出てきたドレミショー。そんな久しぶりのフルメンバーでのドレミショーを楽しみに、心躍らせながら家を出発。

朝6時前に新宿に到着し、そこから前橋へ。2時間半ほど電車にゆられたあと、駅を出る。バス停がどこか分からなかったので、県庁まで歩いていくことにした。15分くらいで県庁が見えてきた。と、同時に、なにやら聴いたことのあるような音楽が。

思った通り、リハーサルが行われていた。アンダーザシーを歌っていた。遠目だったのでよく分からなかったが、岡野さんはいつものように帽子をかぶって歌い、アコ★Pの二人は踊っていた。そのあと、北風小僧の寒太郎が始まり、ロックが歌い出す。そのころオレはステージ裏の歩道をくるっとまわってテント裏をのぞいてみた。すると、さち王子(松本さん)の歌う後ろ姿があった。「おぉ〜あれがさち王子かぁ」とか思いながら、席に着く。と、はるのかぜのイントロが始まったところでOKが出て、リハーサルが終わってしまった。

「はるのかぜ、聞きたかったなぁ」とか思いながら、そのまま客席で持ってきたスティックパンを食べていると、前からドレミ御一行が控え室のある県庁に入るために、こっち向いて歩いてきた!岡野さん、さち王子、アコ★Pの二人が近づいてくる。いうまでもなく、頭の中は真っ白、パニック状態。「うゎ〜、来たで〜、どないしょ〜、あ〜今真横や〜、あぁ、行ってしもうたぁ〜」とか思ってるうちに、御一行はオレの50cm左方を通り過ぎていきました。岡野さんの顔は(恥ずかしくて)見れなかったけど、さち王子の顔はしっかりと見て頭に焼き付けました。まるでスローモーションのような一瞬だった。そのあとはドキドキしてパンが喉を通らなくなって朝飯は終了(これがあとでちょっと悲惨なことに…)。

そのあと、県庁の展望階へ上がって外を眺めてみたが、地の人間ではないので、どっちが北か南かも分からなかった。と、時計を見るとショー30分前。「もうこんな時間か!」と、あわててエレベーターで下まで下りて客席へ。1回目は1段目左ブロック最後列最右席。最初から一番前に座るつもりはなかった(というかそんな根性はなかった)ので、ここでいいやと。するとここで、すごいことに気づく。さち王子の入るテントの中が全部、こちらから丸見えなのだ。「これもしかして、さち王子の歌う姿も見れるってことかぁ?」とか思いながら、コンサートが始まるのを待つ。

セットを作っている間に、さち王子がテントの中に入ってきた。やっぱり丸見えだ。なにやらスタッフの方と談笑しているのが見えた。そのあと、準備運動(?)をして、精神統一(?)をして、スタンバイOK。

群馬テレビのアナウンサーさんの「今年の3月までNHK教育テレビで放送されていた歌番組…」の言葉が胸にグサッと突き刺さったが、そんなことを気にしているうちに、「まちかどド・レ・ミ」のテーマのイントロのオルゴール音が。次の瞬間にクルミちゃんが登場。あれ?いつもは髪を2つにくくってるのに、今日は後ろで1つにくくってる。「1つにくくった方がいいんちゃう?でもゴム1個忘れたとかいうオチは無しやで…」とか勝手なことを思いながら鑑賞。そしていよいよ“ズムズム!”へ。ここでロックくん登場。オレはさち王子の方を指さしてみようかと思ったが、それは恥ずかしいのでやめた…。代わりに視線をさち王子の方へ向けてみた。すると、ロックくんが歌い出す。そしてサビへ。と、ここでロックくん、持ち前の馬力全開でクルミちゃんの声を圧倒。「ありゃ〜こりゃすごいわ」と思ってるうちに曲が終わった。

MCのあとはいきなり、オレの大好きなごひきのこぶたとチャールストン。MC間に音響さんが調整したのか、2人の声はいい感じにバランスされていた。そしてバランスされると、あのド迫力コーラスが始まる。半年ぶりの迫力にまた鳥肌が立った。「やっぱりドレミショーは2人がそろわなくちゃ」と感じながら、コーラスに聴き入った。

そして、“みんなの好きな動物は何?”と、会場の子どもたちに質問。“ライオン”、“カバ”、“イノシシ”など、普通では考えられない答が返ってくる。“ウサギ”という声が多かった。「誰かサルって言え!」と心の中で叫んだが、誰も言わなかった。この辺は子どもたちとの暗黙の了解なのだろうか。と、誰も言わないのでロックくんのクイズへ。ここでの答はもちろんサル、ということで、アイアイへ。いつものようにクルミちゃんは下へ下りてきて、子どもたちにマイクを向けながらオレのすぐ横を通り抜けていった。今度はあんまりパニックにはならなかった。2回目からは大丈夫のよう。

そして、もしもきせつがいちどにきたら。これの入りのロックくんとクルミちゃんが顔をつきあわせるときのフリが面白かった。途中でロックくんの頭をクルミちゃんが“ズバーン!”とかち割ったときは、ちょっと笑ってしまった。あのとき、割られたときにロックくんの口が上を向いて開いたら、スイカ割りみたいで爆笑しただろう。そんなことをいろいろ考えながら、四季のメドレーへ。

最初はアンダーザシー。この歌での2人のコーラスも鳥肌モノなので好きだ。サビのところなんかはすごくキレイにまとまっていた。本当に息がピッタリ、ナイスコンビネーションだ。そして、やきいも ぐぅ ちぃ ぱぁ。“やきいも やきいも おなかがぐぅ”でオレのおなかも腹が減ってぐぅといいそうだった。そしてこの辺からオレの動きが止まってくる(朝ご飯はしっかり食べましょう)。

そして、ロックくんソロ、北風小僧の寒太郎へ。寒太郎ロックがもてぎの時のように“群馬県庁までやってきました〜”とあいさつ。さち王子があつく熱唱する中、舞台では新キャラ、イヌくんが出てきた。でも、あのイヌ、なんかテレビで見たことあるような気がしたのはオレだけ?

そしてあつい寒太郎の次は、クルミちゃんのソロ、はるのかぜ。ちょっとこれがオレ的鬼門だったのだが(岡野さんごめんなさい)、“ふわふわり〜”を聞いた次点で、今日の岡野さんにはそんな心配は全く不要だということが分かった。春の大阪やもてぎの時とは全く違う。ものすごくしっかりした歌声だった。そして“ほんわかふんわか…”でさち王子の専売特許のビブラート(でもさち王子のそれとはまた違う)で、ものすごい太いトルクを披露。いったいどこまで進化するのだろうか。ほんとに脱帽だ。

“クルミのしっとりとした歌のあとは〜”って初めて“しっとり”という言葉を聞いたような気がする(もしかしてここのせいかな…)。ここで山びこごっこの大声対決へ。でも、こどもの数が少なかったので、さち王子はまだスイッチ入れなかった?これは客が増えるであろう午後の部に期待。

そしてドレミのうたで少しずつ盛り上げていく。このうたの最初のロックくんのパートのリズムがとりにくかったが、今日やっとそのリズムが分かった。最後にみんなでジャンプして、体を動かすコーナーへ。のびを一緒にやったら多少目が覚めた。そして、グーポーズとパーポーズ(この名前初めて聞いた)、全身ブラブラのあと、WAになっておどろうの振り付けクルミちゃんが直伝。

そして、WAになっておどろうが始まる。オレもこれはやらないとここに来た意味がない(し、振り付けをwebにアップしてる人がやらないのもおかしな話だ)と思ったので、ここだけは遠慮無くやる。でも、“わ〜に〜なってお〜どろ”のところはみんなが知らないのを忘れてて、オレだけやってもうた…。浮いてたやろうなぁ。

最後の右、左、“わ!”のところも遠慮無くやって、「浮きまくってんやろうな〜」と思いながら、最後の「まちかどド・レ・ミ」のテーマへ。そして、1回目の朝の部は終了。

しばらく会場内の販売ブースを見て回る。さっきのみんなの好きな動物のところで、“ウサギ”の多かった理由が分かった。後ろの方のブースで、ウサギと一緒に遊べるコーナーがあった。子どもたちはウサギをさわりまくる。そして、その横では子どもがたらいの水をかき回して、中で泳いでるドジョウを闘絶させて遊んでいた。「何でもありやなあ」と思いながら、まだ買うものも決まらないので、また客席へ。

そこでは、きょうの料理に出ているという松本先生(さち王子とは別人)が、トークショーをやっていた。腹ぺこのオレは、残っているスティックパンを食べながら聞いていると、なんと、先生手製のかやくご飯の配給がきた。あんまり混ぜご飯は好きじゃなかったが、1つもらって食べてみると、めっちゃうまかった。流石先生だ。ちょっと話が前後するが、おにぎり指導の時には、まきたさんらしき人も横からのぞいて手で三角をつくっていた。

トークショーの時、ちょっと席が太陽の日差しが暑かったので、右のブロックから真ん中のブロック最後列最右席へ移動。しかし、ショー開始直前にミスに気づいた。さち王子がうまいことスピーカーの柱に遮られて顔が見えない。でも、今更席を変えるわけにも行かないので、そのままドレミショー2回目へ。

さち王子は感覚が戻ったのか、1回目よりノリノリで歌っていた(1回目は少し様子見で(?)セーブしているように感じられたので)。岡野さんも最初から飛ばしていた。今度は写真を撮ろうと、カメラ片手に手拍子しながら鑑賞。でも、手拍子ばかりしてたら、4枚しかとれなかった…(さち王子は完璧に鉄柱に隠れとったし)。でもまあ、楽しむことが最優先なので、それはどうでもいい。岡野さんもさち王子も、2回目はかなり楽しんでやっている印象を受けた。楽しんだら普通、音をはずしたりするようになるのに、2人の場合はむしろ逆で、さらに良くなっていく。

そして、いよいよ大声対決第2ラウンドへ。今度はまわりを見ると、人がすごく増えていてびっくりした。ロックくんも、“よーし、がんばらなくっちゃ”と。「これはすごい1発がきそうやな」と思いながら、雄叫びを待つ。「やっほ〜」とさち王子の1回目よりもすごい雄叫びが。スイッチが入ったようだ。しかし、客席の子どもも数と勢いでロックくんを圧倒。さち王子も驚きながらも、楽しみながら大声対決をやってました。

そして体を動かすコーナーではクルミちゃんがハジけ始める。さち王子もノリノリで一緒に体を動かしていた。そして、WAになっておどろうへ。ここで会場が一体となって、夏の大阪の時の再現、いや、それ以上のものになった。オレも最後はめいっぱいやろうと思いっきりやった。会場にいる全員のテンションがあがり、すごく楽しかった。

最後は「まちかどド・レ・ミ」のテーマで締めくくり、クルミちゃんとアコ★Pは退場。さち王子がなにやらまきたさんとコンタクトをとって、最後にもう一回“バ〜イバ〜イ!”と元気よくショーは終了。オレは完全燃焼してすっきりした。

その後、お土産に傷みそうにないリンゴジュースを買い、帰ろうと会場を出ようとしたとき、前を横切った車の中にさち王子の姿が。そして一番後ろの席には、岡野さんが。そして、岡野さんがこちらを向いたとき、一瞬目があったような気がした。そのときの岡野さんのびっくりしたような顔が印象的だった。一瞬だったが、スローモーションのようだった。Lマークでも差し出しといたら良かったかなぁ。そんなことを考えながら、会場をあとにしました。

編集後記
ちょっと妄想が入ってますが(笑)、こんな感じです。
このあと、熊谷に立ち寄り、熊谷会館に行きました。おぉ〜こんな立派な建てもんの中でやるんかぁ〜ええなぁと思いながら、そこでこのレポートのドラフトを書きました。あと、2003♪けいじばんには群馬からの実況レポート、全開日記の方に、ドレミショー遠征の行き帰りで起こった出来事があるので、興味のある方はそちらもご覧ください。
岡野さん、さち王子、アコ★Pのお二人、そしてスタッフのみなさん、おつかれさまでした。そして、素敵で楽しいコンサートをありがとうございました。