ビッグバンにクルミちゃんが帰ってくると知ったときは喜びと驚きが一度にあふれましたが、さらに驚かせたのは、泊まりがけの2日間公演と言うこと。2日連続で見れるの?!とはしゃいでしまいました。
当日。珍しく早起きしたのだが、前の晩はほどんど眠れなくて超寝不足状態。ちょっと意識もうろう状態でビッグバンに到着。まだ15分前なのに結構人が並んでいる。しかし、気になったのはみんな「ワクワクさん」「ゴロリくん」ばかりで、「クルミちゃん」の名は一言も聞かなかった。ちょっと心配になってくる。番組が終わってみんな岡野さんのことをわすれてしまったのかもしれない、と。
開館してさらに10分後、ようやくビッグバンの入館券をゲットした。しかしこれではまだショーは見れない。今度は会場となるビッグ・アイのホールの入場券を買わないとならなかった。このうちのどれだけが岡野さんのギャラになるのかな…と考えながらも入場券もゲット。
ゲットしたのはいいのだが、どうもビッグバン入館券1枚に対してビッグ・アイ入場券1枚の予定だったようで、1時からの入場券しか買うことができなかった。あとで会場に行ってから気づいたのだが、席は2/3ほどしか埋まっていなかった。そう、先に3時の券を買っていれば1時のショーを見ることも可能だったのである。しかしすでに後の祭り。とにかく今日は1回きりのショーに全神経を集中させることにした。
1時までの間はビッグバンでのんびり過ごした。さて、時刻は12時20分。いよいよビッグ・アイに移動だ!
12時30分に開場。自分の席を探すと、7列目ぐらいの一番右の席だった。7列目とはいえ、かなりステージとの距離は近い。だんだん近いところで見るようになっていきますな。そして1時。いよいよショーが始まります。
ワクワクさんが登場。そしてワクワクさんに呼ばれてクルミちゃんとアコ★Pの2人が出てくる…ってアコ★Pの片方が変わってる!もう片方は同じ方なんだけど。もてぎで見た人はどうしたんだろう、と考えながらも、目はクルミちゃんをしっかり見ていた。今日の衣装も基本的にはもてぎの時と同じで、下は白のズボン、上はピンク(?)のワンピースのようなものを着ていた。「保母さんスタイル」を意識しているのだろうか(そうならうれしい)。それよりも今回の注目は髪。髪が短くなっていて、かなりすっきりとしていてよりいっそういい!
と、ここでクルミちゃんはゴロリがいないことに気づく(ワクワクさん、なんで気づかないんだよ)。ここで4人はゴロリを探しにいったん下がる。ここで反対側の袖からゴロリが登場。しかし、ワクワクさんがいないので今度はゴロリがワクワクさんを探しに袖へ。今度はワクワクさんが出てくるが、ゴロリがいないのでまた袖へ。そしてゴロリが戻ってきてワクワクさんを探していると、ここでワクワクさんが登場して話がスタート。
ゴロリ、大変なことがあったようでワクワクさんに伝えようとするが、早口すぎて分からない。ワクワクさんがもっとゆっくりしゃべれというと今度はゆっくりすぎて分からない。何度かの試行錯誤の末、やっとワクワクさんに伝わる。どうもゴロリ、自分で作った人形が怪獣に変身して困っていたらしい。
ここで妖精の格好をしたアコ★Pが登場。ゴロリのつくったゴミ怪獣のせいで森が汚れて苦しいらしい。ここでワクワクさん、自分が怪獣を倒すと言いつつ、ゴロリを怪獣の前に出して自分は逃げようとする。しかしゴロリは戦いたくないので、ワクワクさんに戦えという。結局、ゴロリが怪獣を引きつけている間にワクワクさんがゴミを処理するということで落ち着き、ゴロリは怪獣を引きつけて袖へ。
ワクワクさんはゴミの分別をするが、間に合わないと言うことでゴミ分別マシーンを1分足らずでつくって(本当はもともとつくっておいたもの)もってくる。ここでゴロリが帰ってきて、ワクワクさんがみんなの力をマシーンに注入して、帰ってきた怪獣を退治。今回のテーマは、「地球を汚しちゃダメだよ、ゴミは分けて捨てましょう」ということだったようだが、予想を遙かに上回るおもしろさだった。こういうストーリー展開のつくってあそぼもいいな。
ここでワクワクさんたちはいったん下がり、「まちかどド・レ・ミ」のテーマとともにクルミちゃんが登場。しかし、「ズムズム!」と歌ったあとにはあの「ズムズム!」がない。ちょっと寂しかった。もてぎの時はその瞬間にロックが出てきて観客が沸いたのだが…。まあロックがいないのだからそれはしかたがない。しかし客のノリが…。いつもはじっと見ているオレもこのときだけは我慢できず、控えめに手拍子をした(ちょっとは進歩したでしょ?そのうちズムズム!とか言っちゃうようになったりして…)。
1曲歌い終えて、歌好き?ダンス好き?などの質問のあと、たのしいねへ。ここで、明らかに春の時とは歌声が変わっていることが分かった。よりクリアになってきているような気がする。見るたびに歌が良くなっていく岡野さんを(春の時でも十分うまかったのに、さらにうまくなっていくんだから)尊敬してしまった。
さて、このあとに「もっとみんなが知っている歌を」と言ったので、チャールストンか?アイアイか?と期待していると、アイアイだった。オレはチャールストンの方が好きなのにな…、ということは置いといて、アイアイも、もてぎの時に比べて非常に良くなっていた。ここでクルミちゃんはステージを降りて観客席をぐるっと1周。さすがに目の前まではこなかったけども(きたらたぶんオレが故障する)、かなり近くまできた(これだけで十分うれしい)。
さて、ここで体操が始まる。もてぎのバージョンからは少しモデルチェンジをしていた。で、見ていると手で輪を作ったぞ?え?もう終わり?
ここでWAになっておどろうの振り付け指導へ。あ〜もう終わりかぁとちょっと残念だったが、最後までしっかり参加。かなり控えめ(やってるのかやってないのか分からないくらい)にだけど、♪WAになっておどろっていうところも手拍子もやらせてもらいました。もうかなり乗っちゃってたと思います。
さてさて、ここでワクワクさんが登場。なんでも、クルミちゃんが歌っている間にワクワクさんが工作をするそうで。どんなんになるんだろうと期待。テーマは「季節」。春から歌はスタート。今回ははるのかぜではなく、はるがきただった。すると、ワクワクさんは木に飾る桜の花を作った。ここで、歌を歌い終えたクルミちゃんも手伝って、桜の木が完成。
次は夏。アンダーザシーを期待したが、期待ははずれてうみ。しかしはじめて聞くので、じっくり聞かせてもらった。やっぱり岡野さんが歌えば、どんな普通の歌でも良い歌に聞こえてしまう。ここでワクワクさんは風船タコを持ちだしてきて、クルミちゃんと牛乳パックでつくったラケットで羽子板。そのあとには巨大な風船クジラを持ってきて投げ合いっこ。ちょっとクルミちゃんは投げるのも受けるのも怪しかったけど(ふらふらしてた)。
そして秋。やきいも ぐう ちい ぱあを歌って(じゃんけんは無し)、紅葉したもみじの木を制作。と、ここでクルミちゃん、枝のないところに葉っぱを貼ってしまった。「あっ」と小声で言うクルミちゃん。これに気づいたワクワクさん、すかさず全く関係のないところ(木から"けっこう"離れたところ)に葉っぱを貼ってクルミちゃんをフォロー。ワクワクさん、やるねぇ。
最後はもちろん冬。ゆきを歌ったのだが、この曲のアレンジがよかった。ちょっと速いテンポで、岡野さんは軽やかに歌い上げた。やっぱりどの歌でも良い歌に聞こえる。本当に歌うのが好きになりそうだ。ここではスーパーの袋と綿を使った雪だるまをつくった。角が出るところは全部テープで丸くして丸い雪だるまになった。さすがワクワクさん。
季節を一周したところでゴロリが久々に登場。世界旅行をする荷造りをしてきたらしい。荷物を持ったワクワクさんは袖へ、クルミちゃんはそのまま小さな世界を歌った。そのあと、アコ★Pとワクワクさん・ゴロリが交互に出てきて出し物を披露。アコ★Pの踊っている間、クルミちゃんが「この衣装はワクワクさんがつくったもので、何と何からできています…」と、説明をはじめた!とてもうまく話しますね。オレもあれくらいうまく話せるようになりたいなあ。すぐかんじゃうから。
ワクワクさんとゴロリの出し物はすべて同じパターン。その国のスポーツで勝負。しかし、ゴロリが変幻自在(?)な技でワクワクさんを圧倒(そのたびにワクワクさん、飛ばされたり転んだり。かなり体張ってます)。そして世界を一周回ってくると、クルミちゃんも最後のブラジルの衣装(アコ★Pとおそろい)をつけて最後にもう一度小さな世界。歌い終わった瞬間、すぐに幕が下りた。
その直後、世界に一つだけの花のメロディーとともに幕が上がってお別れのあいさつ。ひょっとしてクルミちゃん、歌う?と思いっきり期待したが、歌ったのはゴロリ。歌いにくそうだったけど、うまいこと歌ってました(笑)。ゴロリが歌い終えると幕が下りてショーは終了。予定の60分を15分オーバーしての終演でした。なんか得した気分。
ショーが終わって思うに、このワクワクさん、クルミちゃん、ゴロリのトリオ、結構いけると思います。ぜひ岡野さんをつくってあそぼに出演させて欲しい。でも15分じゃ時間が足りなくなるなあ…。クルミ&ロックのコーラスも捨てがたいしなあ。いっそのことワクワク・クルミ・ゴロリ・ロックの"つくってうたってあそぼ"にしませんか?NHKさん。
とりあえず明日もう一度見に行こうと思います。己を捨てるような勢いのすごいことを企んでいるのですが、果たして結果は…。たぶん企てるだけ企てて、実行できないと思います。今日一人でビッグバンに行っただけでも上出来なんですから。期待しないで待っててね。
最後に一言、ビッグ・アイの音響しょぼいんちゃう?!マイクプチプチ切れてるやん!岡野さんが歌ってる最中になってたらもう…(どうなるねん?)。でも、岡野さんも久保田さんもさすがプロ。音が入ってないのが分かると、すかさず言い直してました(たぶん遠くで見ている人には音が切れたのが分からないと思う)。